他機との比較
ここでは零戦の性能を中心に他の日本機、外国機と
各性能別に比較しています!
[最大速度]
これは各零戦の種類によって数値がやや違うが300kmほどでこれで考えると零戦はF2A、F4F、P−35、P−36、Me109、ハリケーン1、G50、MC200、MC201、I−16、ヤク1、隼より優速であった。またD520、Re2002は同等で、やや優速であるのはP−39、Me109E、スピットファイアT〜X、ラグ3などであった。
また零戦より1300〜1500馬力という1クラス上ののエンジンを搭載していたのでシーハリケーン、シーファイア、P−51、Fw190や更に上の2000〜2200馬力級エンジンを搭載しているF6F、F4U、P−47なども零戦よりも高速であった。
零戦は速度に関しては馬力が小さいためにやや弱いといえる。
[着陸速度]
零戦は艦上機であり、そして日本海軍は離着陸が容易であることを強く要望していたので11型から22型は111km/hにおさえられている。そして同じ艦上機でもF4F−4は125km/hに達している。零戦はほとんどの機体よりも着陸速度は小さく群を抜いてよかったといえる。
[上昇限度]
零戦の実用上昇限度は11〜22型が10080〜10300mでありF2A、F4F、P−35、P−39、Me109、MS406、MC200、T−16、ラグ3、ヤク1より勝っている。
そしてP−36、Me109Eと同等であり、D520、G50、Re2000、隼、スピットファイアXよりは劣るという。零戦は上昇限度はやや劣っているといえる。
[航続力]
零戦の航続力は同じクラスである戦闘機ではずば抜けて良い。これ以上の戦闘機は1クラス上のP−38、P−51、F4Uぐらいであろう。この理由として大幅な重量減量が考えられる。
[格闘性]
格闘性は零戦が同時代の戦闘機ではずば抜けて良い。この操縦性に匹敵するものは隼のみであろう。またイタリア戦闘機も操縦性は重視されていたが零戦には匹敵しなかったと言われる。
[武装]
武装は7.7mm機銃8〜12挺というイギリス戦闘機流と12.7mm銃4挺というアメリカ流と7mm銃と20mm銃2門ずつという零戦のやり方でどちらが火力が強いかという点で優劣をつけがたい。
零戦の火力は20mm銃ということで命中すれば大きな破壊力があったといえる