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what is zerosen?

ここでは零戦という言葉を聞いたことがなかった.
聞いたことはあるけれど良く分からないという方
のための最低限知っててほしい事柄を記載しています。

  1,零戦の由来
零戦は世界でも有名な名機であるが「零戦」の制式名称は「零式艦上戦闘機」であるだから「零戦」の読み方はよく「ゼロ戦」と書かれているが正式には「レイ戦」と読むのである。零は戦時中の日本の年号が紀元2600年にあたる時に制式採用されたためである。試作当時は昭和12年をさす12試艦戦とよばれ略号は「A6M1」であった。それから零戦は11型、21型、32型、22型、52甲型、52乙型、52丙型、53丙型、54丙型、63型まで発展したが戦ったのは52型までであった。
 
  
2,構造的な特徴
世界最大の航続距離であり当時の世界一流戦闘機の2〜3倍、落下タンクを付ければ5倍もあるという。
軽い機体で普通の戦闘機より1000kg以上軽い。これは主設計者の堀越二郎技師が機体の軽量化に骨身を削る努力をした結果で小さなエンジンで軽快な運動性能を失うことがなかったのだ。
強力な武装を持っており軽い機体に関わらず主翼に20mm機関砲2つと機首に7.7mm機銃2丁を持っていたためそれを使い分けて大きな戦果をあげられた。
 

  3,零戦を生んだ背景
日本人は古来から攻撃には積極的だが防御は得意としていない民族である。その民族心理が表れているように零戦も攻撃はかなり強いが防御力は貧弱でありアメリカの頑丈な戦闘機にはかなわない。現在でもこの心理は続いているのではないか。
もう1つの背景としてメーカー同士の関係にある。まず零戦は三菱重工の設計であるがエンジンはライバルの中島飛行機製エンジンを搭載していた。このようにメーカー同士のライバル意識を超越していた技術者の心理と国の政策の賜物であるといえこのようなことが世界に残る名機の誕生の背景であったのだ。         

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