正の数・負の数の乗法、除法


教授「では、正・負の数のかけ算とわり算を学んでいこう」
助手「乗法とはかけ算、除法とはわり算のことですね」
教授「助手、ナイスフォロー。そのとうりだ」
教授「正の数×正の数は諸君も知ってのとうり、次のように求めることができる」
教授「2×3ならば2+2+2=6というふうに」
助手「つまり2というかたまりが3個あるってことよね」
教授「うむ。では負の数に置き換えてみよう(−2)×3=(−2)+(−2)+(−2)=−6となるな」
助手「つまり−(2×3)と同じってことです」
教授「かっこの中で先に計算して、あとから−をつけるという計算の仕方だな」
教授「ここでまた図を出そう。助手」
助手「またですかー?」

教授「1×3と(−1)×3を例に考えてみよう。両者とも0からの距離を同じ方向にのばすことになる」
助手「つまり1から3倍にのばすと3、−1も3倍にのばすと−3ということになるんですね」
教授「かけ算はまあこんなものだ。ではわり算はどうかというと・・」
助手「正の数÷正の数は簡単ですよね。8÷2だったら◯×2=8という式を求めればいいんです」
教授「それと同じように考えればいい。◯×2=−8だったら?」
助手「あっ、なるほど。−4ですね」
教授「正解。これは小数、分数でも一緒だ。下に重要な例をだそう」

乗法・除法
(−6)×2=−(6×2) (−6)÷2=−(6÷2)
6×(−2)=−(6×2) 6÷(−2)=−(6÷2)
(−6)×(−2)=(6×2) (−6)÷(−2)=(6÷2)

教授「ということになる。つまり、片方に−があった場合絶対値をかっこでくくって−をそとにだす」
助手「−が両方にある場合は絶対値同士をかける・わるということですね」
教授「今後のことに対して必要なのでしっかり覚えておくように」