星って?
星にもいろいろな種類があって、明るさ、色、大きさで分けることができます。
星は、明るさによって等級が決められています。明るいじゅんに、0等星・1等星・2等星‥‥と、6等星まで等級がつけられます。1等あがると、明るさは2.5倍上がります。
星の数は、明るいほど少なく、0等星は、おおいぬ座のシリウスなど4個、1等星と2等星は、はくちょう座のデネブなど60個、3等星は150個あります。4等星から6等星は、まわりに光が多いとよく見えないですが、約7000個ぐらいあります。
星の色はその星の温度によってちがいます。青白い星が約25000℃と一番温度が高いです。白い星は約10000℃、オレンジ色は約5000℃、赤い星は一番低くて、約3500℃となっています。太陽はオレンジ色の星のなかまで、温度は6000度ぐらいあります。
星は、私たちが見るとどれも小さく見えますが、実は太陽より大きいジャイアント星(巨星)がたくさんあります。小さな星でも、月の100倍もあります。
太陽の100分の1よりも小さい地球にとっては、どの星も本当はすごく大きいのです。
また、 大きさと明るさは関係ありません。
どんな星にも、寿命があります。星の最期は、その星の大きさや重さによってちがってきます。
太陽ぐらいの重さの星だと、生まれてから100億年で何百倍にもふくれて赤色巨星とよぶ星になります。そして、外側のガスを吹き飛ばしながらしぼんでいって、白色わい星と呼ばれる星になります。太陽もあと50億年ぐらいすると白色わい星となります。
太陽より重い星だと、激しく燃えるため、寿命はもっと短くなっていきます。太陽の10倍ぐらいの重さの星は、生まれてから数千万年ののちに赤色巨星となって大爆発をおこし、とても明るく輝きます。そして、中心に電波を放つ中性子星という星が残ります。この星はとてもつぶれていて、角砂糖ぐらいの大きさで十億トンもの重さがあります。
重さが太陽の30倍をこす星は、500万年ぐらいで一生を終え、爆発をおこしたあと、中心部が限り無くつぶれてブラックホールになります。ブラックホールは、近付くものを何でも吸い込んでしまい、二度と外には出しません。一番速い光でも、一度すいこまれてしまうと外にはでられません。近くにあるものをなんでも吸い込んで大きくなっていくブラックホールは、星までものみこんでしまいます。