正方形の折り紙を、対角線と対辺の中点を結ぶ線で折ります。
折り畳んだものの袋になった部分 を横に広げるようにさらに折り目をつけていくと鶴の基本形ができます。
これを拡げると、下図のような折り線がついてい ます。
これが鶴を折る基本の線です。
@対角線に谷折 り2本(角の2等分線)
A対辺の中点を結ぶ山折り2本
B角を2等分した角(45°)の2等分線(22.5°)の山折り、全部で8本。
この基本線がついていると、左の基本形に一気にたたむこと ができます。
基本形からさらに先端を等分するように折っていき、首と 尾を折り返して
頭を折り込めば鶴の完成です。
いろいろな鶴
変形の鶴
鶴の基本線はすでにでてきました
@谷折りの角の2等分線
A中心から辺の中点におろした山折り の線
B山折りの角の4等分線
といいかえることができますので、この条件が当てはまれば正方形の紙からでなくても、初めに基本線をつけてお くと、3角形や菱形や正5角形の紙からでも鶴が折れます。
3角形の紙 からは、尾の短い鶴。
菱形の紙では、首と尾が長い、または羽が長い鶴。
正5角形 の紙からでは頭が二つ、または尾が二本ある鶴ができます。円や直角2等辺3角形、 たこ形などを使っても基本形から変わった鶴が折れます。もし興味のある方は試して みて下さい。連 鶴
一枚の正方形の折り紙を分割し て、一部分だけつながった正方形をいくつか作ります。鶴の基本形を作り、ひ ろげます。
それを組み合わせて折ることによって、連鶴ができています。私達も いくつも挑戦してみましたが、どちらが尾になるのか、口になるのか理解するまでに 時間がかかりました。でもそれがわかると設計図のように正方形の組み合わせで鶴の 形(連鶴)がわかるようになりました。今ではもう鶴の組み合わせを見ただけで、設 計図も書けるようになりました。代表的なものとして次のものがあります
祝い鶴
紅白の2羽の鶴が並んでいるもの
拾餌(えひろい)
親鳥がひなに餌を口移しであげているかわいらしいもの
百鶴( ひゃっかく)
1枚の紙を百分割して作るつながったもの