こと座<Lyra>

こと座




星座こと座
学名(略符)Lyra(Lyr)
面積286.48平方度
特徴七夕の織女星
肉眼星数52個
概略位置赤経18h45m
赤緯+36°
20時南中8月29日
設定者プトレマイオス




星座の物語

たて琴の名手であるギリシャのオルフェウスは、エウリディケと結婚しました。

だが、結婚してまもなくエウリュディケが毒蛇にかまれて死んでしまいました。

オルフェウスは嘆き悲しみ、死んでしまった妻を取り戻すために

死の国へと向かいました。オルフェウスの行く手には様々な怪物が待っていましたが、

彼の見事なたて琴の音色で怪物たちはおとなしくなり、

ついに死の国の王ハーデスの前に進み出ました。オルフェウスは

ハデスに妻を返してくれるように頼みましたが、ハーデスは聞き入れてくれません。

しかしオルフェウスがたて琴を奏でると、ハーデスも心を動かされ、

地上に着くまでの間、決してエウリディケの顔を見てははいけないという条件で

妻を連れ戻すことを許しました。オルフェウスは妻の手を引いて地上へと続く階段を

進んでいきました。ところが、あと少しで地上というところまで来た時、

オルフェウスはついエウリデュケを振り返ってしまったのです。

すると妻のエウリディケはたちまち死の国に引き戻され、

オルフェウスが再び死の国に妻を連れ戻しに行くことは許されませんでした。

悲しんだオルフェウスは、川に身を投げて死んでしまいました。

大神ゼウスはオルフェウスのたて琴を拾い、天に上げて星座としました。





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