そうです。よくわかりましたね。太陽の光をレンズで集めたときにみえるあのまぶしく明るい点は、実は太陽のかたちそのものなのです。

ちょっと信じられないという人は、こんな実験をやってみてください。

太陽の光を集めるのと同じように、家や教室の蛍光灯(けいこうとう)の光をむしめがねで映してみてみるのです。

太陽の光を集めたのと同じように蛍光灯の光にむしめがねをむけ、反対側に白い紙を近づけて、レンズの光を通した蛍光灯の光を映してみます

するとどうでしょう、蛍光灯のかたちがそっくりそのままうつっているではありませんか。

別のやり方では、月の光を集めてみるのも面白いでしょう。三日月の時に実験すれば、ちゃんと三日月の形が画用紙(がようし)に写るはずです。ぜひ、あなたも確かめてみてください。

この実験で分かったように、むしめがねで光をあつめるということは、実はその光をだしているもの自身の形に光を集めることなのです。

さて、さらにこんな実験をしてみましょう。今度は二人組みで実験です。まず一人が、今いる部屋から出て、隣(となり)の部屋へ移動してください。そして移動した部屋にいて、その電気を消し、前の部屋をみてみてください。

次は、前の部屋の中にいるおともだちに向かってむしめがねをあててみるのです。

このとき、反対側に白い紙を置いてみると、白い紙にはどのように映ると思いますか?



白い紙の上には

ア.友達が映る

イ.なんとなく光が映るがぼやけてはっきりしない

ウ.何も映らない