船囲いの弱点
船囲いは対振り飛車に急戦で挑むときの囲い方で、上部の攻めに弱いが、横の攻めには強い囲いと説明しました。対振り飛車でつわかれるので、いくら上部が弱いといっても上部から飛車で攻めるといった場合はありえません。これが前提です。

では、この囲いの弱点はなんでしょう。
一見、横の攻撃からはまったくスキがないとも思えますが、意外にも弱点は6九です。なぜなら、前面の金・銀の盲点になっていて、玉しかここの駒をカバーしていないからです。特に九の段に飛車がある場合は鉄則ともいえます。

注意
この囲いは5九になにかを補強されると、そうとう攻略しづらくなります。「金底の歩岩より堅し」からもわかるように、金底の駒で補強される前に攻略してゆきましょう。
 
また、右図は角が前線に移動していて、九段には相手の飛車がいてすこし囲いが変化しているパターンです。
このような場合は9七が非常に危ないです。ここに前進できる駒(香・桂・歩・銀)をおき、九段の飛車の飛車がにらみをきかせている状態で、駒を自陣に打ち込まれたら、陣は壊滅してしまうでしょう。


船囲い囲い崩しの実例
では、実際に右図の例で船囲い崩しの例を思考してみましょう。 上の説明を参考に攻め立てる場所を見極めることが大切です。今は先手の番で、持ち駒は図にかかれている通りです。では、相手の囲いを崩す方法をかんがえましょう!

解説は下をクリックすれば新しいWINDOWとしてでてきます。二つのWINDOWを重ねてご覧ください。

画像を交えた説明は画像数がかなりなので読み込みに時間がかかる恐れがあります。画像を使った説明の方がわかりやすいです。(なれていない人は特に!)