囲いの紹介のページではいろいろな囲いを紹介しました。 「囲い」は実践で素晴らしい守備力・堅さを発揮してくれます。しかし、どんな囲いにも一長一短があり、万能な囲いはありません。ここでは、それぞれの囲いの弱点について迫ろうと思います。


矢倉囲い(金矢倉)の弱点
右図は前にも説明した矢倉囲い(金矢倉)です。終盤は6八角は攻撃のため前線にでていると思われるので、この図には存在しません。
そこで、この有名な囲い矢倉囲いのこの状態での弱点を考えて見ましょう。
この囲いは居飛車同士の戦い(相掛かり線)によく使われますので、さすがに8筋に角が存在しなくても少してこずりそうですね。 また9筋にもそれはいえます。
答えは6九のポイントです。ここは王の近くでありながらまったく守る駒もなく、矢倉囲いの典型的な弱点の一つでしょう。さらに、このポイントから、7八の金を奪取したとします。そうすると下図のようになります。
玉に隣接する二つのポイントが玉以外の駒の守備範囲にはいっていません。しかも前面にでている金・銀も後ろからの支えがなくなり非常にもろくなっています。もうこうなってしまうと、壊滅に近い状態です。 さっさと早逃げすることをお勧めします(笑

結論
矢倉囲いの盲点は6九
囲いの支え役7八の金の存在は大きい

矢倉囲い崩しの実例
では、実際に右図の例で矢倉囲い崩しの例を思考してみましょう。 上の説明を参考に攻め立てる場所を見極めることが大切です。今は先手の番で、持ち駒は図にかかれている通りです。では、相手の囲いを崩す方法をかんがえましょう!

解説は下をクリックすれば新しいWINDOWとしてでてきます。二つのWINDOWを重ねてご覧ください。

画像を交えた説明は画像数がかなりなので読み込みに時間がかかる恐れがあります。画像を使った説明の方がわかりやすいです。(なれていない人は特に!)