美濃囲い
この囲いは昔から堅陣の代表で、対居飛車戦に多く用いられています。
横からの攻撃には強いけど、縦・端からのの攻撃には弱いです。
振り飛車・飛車交換の戦いになれば、堅さを発揮するでしょう。
注意してほしいのが、1六歩と端の歩(端歩)を前に一つついているところです。これをすることによって、弱点を少し防ぐことができます。
ここから、高美濃囲い・銀冠に変化させて、さらに陣を堅くすることもできます。駒と駒との連携が美しいのも特徴でしょう(^^)
高美濃囲い
美濃囲いにさらに手数をかけて組み上げた囲い。美濃囲いの弱点の上部を補って縦の攻撃には強くなっている。 個人的には芸術的といってもよい駒の連携のすばらしさがあると思います。
しかし、縦の攻撃には強くなっても、端(1列)からの攻撃に弱いです。
銀冠
上図の高美濃囲いからさらに変化しました形です。
上部はすごく堅くなりました。が、玉の下、下段が薄くなりました。
美濃囲い・高美濃囲い・銀冠が場合によって使いわけると良いですね。
片美濃
美濃囲いから5八の金を除いた形です。手数が少なくてすみ、 金を一枚フリーにできる利点があります。しかし、やはり囲いの薄さは否定できない。