だ液の働きを調べよう
[実験の目的]
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実際に、デンプンがだ液の働きによって分解されるかどうかを調べます。
[準備するもの]
- だ液、デンプンのり,水,氷,お湯(約37℃のお湯、約70℃のお湯)
- ヨウ素溶液(),ベネジクト溶液()
- 試験管(4本),こまごめピペット(3本),ビーカーあるいは水槽(1〜3つ),温度計,ステンレス製の試験管たて(水槽を使うときのみ:1〜3つ),ガスバーナー,試験管ばさみ
[方法・手順]
- 1)A〜Dの4本の試験管に、うすいデンプンのりを同じ量だけ取ります。
- 2)それぞれの試験管を約37℃に保ったお湯の中に入れます。
- 3)しばらくしてから、試験管Aと試験管Bにはだ液をそれぞれ加え、試験管Cと試験管Dには水をそれぞれ加えます。このとき、だ液と水は、それぞれ同じ量だけ加えます。<-対照実験
- 4)そのまま、10分間ほど、お湯の中に置いておきます。
- 5)試験管Aと試験管Cは、『ヨウ素でんぷん反応』を調べます。
- [1]試験管Aと試験管Cに、ヨウ素溶液をそれぞれ同じ量だけ加えます。
- [2]それぞれの試験管をよく振って、色の変化を観察します。
- 6)試験管Bと試験管Dは、『ベネジクト反応』を調べます。
- [1]試験管Bと試験管Dに、ベネジクト溶液をそれぞれ同じ量だけ加えます。
- [2]それぞれの試験管をよく振リながら、ガスバーナーで加熱して、色の変化を観察します。*
- 7)同様の実験を、お湯の温度を約0℃、約70℃に変えてやってみます。
[結果]
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*実験温度の欄には、実際に実験したときの温度を書きましょう。
| 実験温度 | A | B | C | D |
| ヨウ素反応 | ベネジクト 反応 | ヨウ素反応 | ベネジクト 反応 |
(約0℃)
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(約37℃)
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(約70℃)
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[考察]
- 1)試験管を約37℃のお湯につけた場合:
- [1]だ液を加えた試験管Aと水を加えた試験管Cでは、どのような違いが見られましたか?
- [2]この結果(1)から、どのようなことがいえますか?
- [3]だ液を加えた試験管Bと水を加えた試験管Dでは、どのような違いが見られましたか?
- [4]この結果(3)から、どのようなことがいえますか?
- 2)試験管を約0℃の水や約70℃のお湯につけた場合:
- [1]約37℃のお湯につけた場合と比較して、どのような違いが見られましたか?
- [2]この結果(1)から、どのようなことがいえますか?
3)その他