ま行



[マグネシウム]
 銀白色の金属元素。生物の栄養上不可欠な元素の一つで、カルシウムと同じアルカリ土類金属であるため、カルシウムが不足するとかわりに過剰に吸収され、害となるそうです。動物では骨格中にリン酸塩として含まれ、筋肉や血液、特に血球にも含まれています。ヒトでは欠乏すると、血管拡張やテタニー(けいれん)が現れます。



[味覚]
 味に関する感覚を味覚といいます。味を感じる感覚器は、ふつう、口の内部またはその近くにあります。味覚は、物質が水に溶けたときに感じますが、におい・温度・固さ・触覚なども味に関係しているそうです。味の基本は、塩味・甘味・酸味・苦味・うま味で、辛味や渋味は味に触角が混ざり合って感じられるものだそうです。

[密度]
 単位体積あたりの質量のことです。水の密度は1g/cm3です。ただし、物質を温めると体積が増えますから、同じ物質でも、温度が高くなると密度は小さくなります。また、同じ体積で比べると、密度の大きいものほど重いことになります。

[ミネラル]
 人体や食品に含まれる、酸素・炭素・水素・窒素以外の元素を「ミネラル(または無機質)」といいます。ヒトの場合、人体を作っている元素の約4%がミネラルです。
 ミネラルには、カルシウム・リン・ナトリウム・カリウム・塩素・マグネシウム・鉄・銅・マンガン・ヨウ素・コバルト・亜鉛などがあります。人体中には少量ですが、生命活動のためには欠かせないものです。



[無機質(むきしつ)]
 ->ミネラル



[雌(メス)]
 雄(オス)と雌(メス)がある生物のうちで、卵を作るものを雌といいます。動物以外に、植物でも雄・雌の区別があるものがあります。

[免疫]
 従来、特定の病原体や毒素に対して、個体が強い抵抗性を示すことを表していましたが、現在では、自己を認識し、自己以外の異物を排除することによって、生体内の恒常性を維持するための機構と考えられています。
 生まれながらに持っている免疫もありますが、多くは、病気にかかって抵抗力を得たり、人工的にワクチンや血清を注射することによって後天的に得られます。

[メンデルの法則]
 1865年、メンデルがエンドウの遺伝を研究した結果、以下の3つの法則を発見しました。
 (1)親の代に2つの対立する形質があるとき、子の代では、優性の形質が現れ、劣性の形質は現れないという法則(優性の法則)。
 (2)孫の代では、優性の形質と劣性の形質が一定の割合で現れるという法則(分離の法則)。
 (3)2対の対立する形質の遺伝は、形質がお互いに関係なく別々に遺伝するという法則(独立の法則)。
 ただし、(1)と(3)には例外もあります。



[盲点]
 「盲班」ともいいます。光を感じる目の網膜上で、視神経が集まったところで、この部分には光を感じる細胞がないので、当たった光を感じることができません。