安全対策

  耐震設計基準
    クラス別の対応
    基準地震動の決定のしかた
耐震設計基準
Asクラス
その破損により冷却材喪失を引き起こすおそれのあるもの
原子炉を緊急停止させ、安全停止状態に維持するために必要なもの
使用済み燃料を保管するための施設や原子炉格納容器
Aクラス
原子炉事故の際に放射線障害から公衆を守るために必要なもの
公衆を防護する機能の喪失が公衆に放射線障害を及ぼすおそれのあるものの中の耐震Asクラスに属する以外のもの
Bクラス
高放射性物質に関連するものであって耐震As及びAクラスに属する以外のもの
Cクラス
放射性物質にかかわる施設で耐震As、A、Bクラスに属さないもの
放射線の安全に関係しない施設
クラス別の対応
Asクラス
基準地震動S1による地震力、静的地震力(一般の建物の3倍の地震力)のうちの大きいほうの地震力に耐える事。
基準地震動S2による地震力に建物などの安全機能が保てる事。(※それぞれの地震力には鉛直方向の地震力を考えに含む事)
Aクラス
基準地震動S1による地震力、静的地震力(一般の建物の3倍の地震力)のうちの大きいほうの地震力に耐える事。(※それぞれの地震力には鉛直方向の地震力を考えに含む事)
Bクラス
静的地震力(一般の建物の1.5倍の地震力)に耐える事。また共振のおそれがある場合はその影響も検討する。
Cクラス
静的地震力(一般の建物と同じ地震力)に耐える事。
基準地震動の決定の仕方
 過去の地震記録データや活断層によるもののほかにこの辺の地域ではこれ以上のものは起こり得ないという大きさの地震を想定して基準地震動を作ります。
基準地震動S1
調査対象の発電所の近くで実際に起きた地震、周辺の活断層から予想される最大の地震をもとにした地震
基準地震動S2
最強地震より大きな地震で、周辺の活断層および地震構造体から予想される最大の地震やマグニチュード6.5、震源距離10Km直下地震をもとにした地震。

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