沸騰水型軽水炉で原子炉圧力容器内で発生した蒸気をタービンに送る配管である主蒸気管が原子炉格納容器の外で壊れると放射性物質が原子炉建屋内に放出されます。その時の周辺への影響について安全かどうか解析が行われました。
- 解析時に実際に考えられるよりもさらに厳しくされた状態
- 大口径の主蒸気管の1本が一瞬で完全に壊れる。
- 事故発生時に外部電源が失われ通常運転で使用している給水ポンプなどは冷却に使用できない。
- 主蒸気隔離弁を閉じて主蒸気管へ新たな蒸気を送るのを停止させても大気圧と原子炉の圧力が同じになるまでは蒸気がもれつづける。
- 実際の解析で分析されたこと
- 放射性物質を放出させないため新たに燃料棒を破損させない
- 周辺公衆の実行線量当量が5ミリシーベルトをこえない
---主蒸気管が破断する---
- 主蒸気管が壊れる。
- 主蒸気隔離弁が閉じる。
- 原子炉停止信号が発信される。
- すべての制御棒が急速に原子炉に挿入され中性子が吸収される。
- 核分裂の連鎖反応が停止する。