核燃料の車両輸送には科学技術庁長官、運輸大臣、公安委員会の確認や検査、指導が必要です。科学技術庁では輸送物の外観・収納物・線量当量について基準を満たしているか、運輸省では車両や積載の方法について、公安委員会では輸送経路や日時の計画についてそれぞれ確認証が交付されます。
輸送時にはパトカーが配備され警備車両がつきます。また輸送する人を輸送従事者と呼びますが、放射線取扱主任者や専門家も含まれ輸送実施本部と連絡を取り合いながら輸送します。
事故対策として対応マニュアル・放射線測定器・消火器・防護服などを用意してあり、輸送従事者には輸送物の取扱い方法・役割分担・連絡方法などの訓練が行われています。
- 輸送物の放射線の線量当量の基準値
- 輸送物表面
- 2ミリシーベルト毎時以下
- 輸送物表面から1m離れた位置
- 0.1ミリシーベルト毎時以下