2-1.コミュニケーションとは何か
コミュニケーション(communication)の定義
@社会生活を営む人間の間に行われる知覚、感情、思考の伝達。言語、文字、その他視覚・聴覚に訴える各種のものを媒介とする A生物学的に:動物個体間での身振りや音声・匂いなどによる情報の伝達
@社会生活を営む人間の間に行われる知覚、感情、思考の伝達。言語、文字、その他視覚・聴覚に訴える各種のものを媒介とする
A生物学的に:動物個体間での身振りや音声・匂いなどによる情報の伝達
ふつう、情報の伝達、あるいは通信という意味で使われる。動物や魚類など生物界にも広く認められるものであり、また機械と機械、あるいは機械と人間の間にも存在する。人間コミュニケーションの場合、一定の記号を媒介として、自己の認識、感情、意志などを表現し、伝達する過程。コミュニケーション無しに人間は社会をつくることができず、社会なくして人間は生きることができない。
人間のコミュニケーションの起源は、明らかにされてない部分が多いが、こういうように考えられている。 今から200万年か、それ以前に、樹上生活から直立二足歩行へと移った人類の祖先の前足、つまり手が自由になり、手でいろいろなモノをつくり出していく行為が始まった時に、コミュニケーションが生まれはじめたとされている。自由になった手で、いろいろな道具をつくり出し、頭脳と両眼による認識を発達させた。そして、原始的な言語が生まれたのは、この道具による分業、協業の中であると考えられている。原始的な言語では単語やジェスチャーといったものだけであったらしい。そして、文字が発明される。