台風の温度分布

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台風の温度分布この図は
1987年8月26日に台風を可視熱赤外放射計(VTIR)の熱赤外チャンネル(波長11.5?12.5μm)で観測した台風の雲の渦の画像です。この図は、温度の低い部分は雲が高く積もっていると考えて構いません。真ん中でぽつんと温度が高くなっている部分が台風の目です。ここだけ雲がなく、海面が見えていることを示しています。温度が下がるに従い、雲の厚さも薄くなります。つまり、色が濃い部分の方が強く雨が降る事をこの図は示しています。
台風の降水量分布
これらの図は
12月8日17時57分18時02分(世界時)に、TRMMが台風(パム)の中心付近を観測した時の降雨強度分布を示しています。上の図は高度
2.0kmでの降雨強度の水平分布を表しており、雲画像(赤外)を重ねて表示しています。渦を巻いているのが台風(パム)であり、これは南半球のサイクロンのため、渦が時計回りになっています。図中のカラー表示は降雨レーダから求められた降雨強度で、暖色系ほど強い雨が降っていることを示しています。この図において、雲画像と降雨レーダとで、中心付近では雲に覆われているのに雨が降っていないように示されています。この非対称性はこの台風が衰退期に差しかかっているからです。下の図は線
ABで切った降雨強度の3次元構造で、サイクロンの内部の降雨構造をとらえたものです。カラーで示された断面はサイクロンの中心付近を含む降雨強度の鉛直分布を、また断面の後ろの白および灰色の立体は、レーダで測定された降雨エコーの高さ(降雨がある領域の最も高い所)を示しています。左側の方で雲が厚いのに雨が降雨が観測されない場所がありますが、これは台風の目の一部だと思われるため、降雨が観測されなかったのです。
台風の風速分布
