≪ディベートってなに?≫

さて、このホームページは
『ディベート教育』 を行いたい中・高生の先生方や、ディベートをしようと思っているティーンエイジャーのお手伝いを目的にしています。
しかし、ご覧くださっている人の中には 「ディベート?なにそれ?」 「聞いた事はあるけど内容はちょっと…」 なんて人がいるかもしれません。
そんな人たちのために少し説明を書いておこうと思います。
 
まずディベートというものを簡単に説明すれば、
あるひとつのテーマ(論題)をめぐってそれに賛成する側(肯定側)と、反対する側(否定側)にわかれて意見を言い合う、
いわゆる『論争ゲーム』です。
勝敗は、奇数人(3人とか)の審判(ジャッジ)によって判定され、その支持の多かったほうの勝ちとなります。
 
ルールや進行の仕方は、次の≪ルールブック≫のところで説明するのでここではふれません。
細かなルールは後にして、ここでは、ディベートと言うゲームで一番重要な、
『論理的な思考展開』
について書いておきましょう。
 
このディベートと言うゲーム、説得力が勝負のカギとなります。
 
理由も証拠もないのに「自分たちが正しい!」と言っていては、まったく説得力がありません。
また、感情的になってしまったら、それはただの口ゲンカになってしまいます。
「自分はこう思う。」等と言う、主観的な意見や、「とにかく悪いものは悪い!」などと言う情緒的な意見も×です。
 
 
ディベートで最も重要なのは、『論理的に思考し、表現する』と言う事です。
少し言い方が難しいので、噛み砕いて言うと、
 
『自分たちがなぜそう考えているのか』 『どうしてそのような結果になったのか』 を
資料や実例、客観的な事実にもとずいて、順序だてて話すということです。
たとえば、
「私達の意見は、○○○と言うものです。」
「なぜこの意見が重要かを述べます。それは、…(その意見の重要性を述べる)」
「なぜこの意見が生じるかを述べます。それは、…(発生過程を説明する)」
「以上により私達は、×○×を肯定します。」
このように言われたら、つい納得してしまいませんか?
 
日本人はこのような論理展開能力が苦手とされていますし、最初はとても難しいと思います。
でもコツをつかめば、相手を論理的に言い負かす事のできたときの気分の良さを味わってもらえるでしょう。
 
重要な事は、ムキにならず、冷静であることです。
 
 
これでディベートがどんなものかわかってもらえましたか?
 ここの説明だけではわからない人は、担任の先生に聞いてね。

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