【swizerland】

世界的な食品メーカーがあると同時に世界的な薬品また、農薬メーカーが存在しているスイスでは非常に複雑な立場です。

この国では大豆の生産ができないという事情もあり、遺伝子組み換え食品に対する姿勢は大豆の流通は認めてはいますがイギリスと同様厳しいです。スイスでは遺伝子組み換え成分の検査は

 

原料段階での検査表示義務

流通段階での検査表示義務

最終商品

 というすべての段階に至るまですべて表示を義務化しているのです。

 DNAは加工段階で熱を加えたりしてしまうと消えてしまうこともあるのですが組み換え成分は原料が輸入された段階で検査を行えば必ず検地できるものです。 日本が発表した遺伝子組み換え食品の表示骨子では最終商品の段階で検地不可能な食品については表示義務を課していません。(これではしょうゆ、コーンフレーク、ナタネ油、冷凍・缶詰・レトルトのジャガイモ製品などは表示不要で遺伝子組み換え作物が使用されたかどうかはわからずじまいになってしまいます。)この点で日本とスイスの意識がだいぶ異なっていることがわかります。