波力発電
大小6,800ほどの島々からなる日本の海岸線は、総延長で約3万5千kmと世界有数であり、我が国は海のエネルギー利用に恵まれた国と言える。
我が国全体に寄せる波エネルギーは、我が国の発電量の1/3にも相当する量(約3,600万kW)に達する。例えば日本海側は、冬になると海岸線1m当たり平均17kWの波エネルギーが来ると計算され、これは一般家庭約五十軒分の消費電力にも相当する量である。
このように海洋に、大量かつ無尽蔵に存在する波のエネルギーを電気エネルギーに変換しようとするのが波力発電である。

環境問題への意識の高まりの中、従来にも増してクリーンエネルギーへの期待(波力の他、太陽光、地熱、風力など)は高まっている。国としてもクリーンエネルギーの積極的導入を図る一方、日本各地域においても、クリーンエネルギー導入を地域づくりの新しい柱にしようという動きが起こり始めている。
このように、環境問題への対応、エネルギー問題への対応、新しい地域づくりといった様々な課題に対応するものとして、波力発電システムは位置づけられている。
"次世代エネルギー"メニューへ back to"top"