黒糖の原料であるサトウキビの搾り汁に石灰を加え、直火で加熱濃縮し、撹挫しながら冷やして固めたものが、よく目にする固形黒糖です。昔、各家庭では1年分もの黒砂糖を蓄え、料理や漬け物加工用、お茶受けなどに使われ、前近代に登場する砂糖はほとんど黒糖とも言われるほどさかんに利用されていました。現在でも伝統的な食べ物の中に生かされ、沖縄の特産物となっています。
アクの少し強い個性的な砂糖ですが、工夫しだいで美味しい黒砂糖風味を楽しめます。黒砂糖を使ったカンタンおやつ「ちんびん」で楽しいティータイムはいかが?
黒砂糖菓子ちんびんの材料![]()
*1*黒砂糖は分量の水で煮溶かします。アクをある程度すくい取って、残ったアクは卵白を入れて取り、この砂糖液を布巾でこして冷やします。
Memo!出来上がりは約400cになるように加減してね。
*2*小麦粉とベーキングパウダーをふるいかけて、これに黒砂糖液をいれてむらのないように混ぜ、サラダ油を加えます。
*3*熱したフライパンに油を塗って、2を流し入れ、表面にあばたのようにブツブツと穴があいてきたら裏返して焼き、手前からクルクル〜っと巻いていきます。
Memo!火加減は中火よりやや弱くして、極端に焦がさないように注意しましょう。
すると、おいしいちんびんの出来上がり!!!
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