| 孫家 | |||||
| 氏名 | 読み | 字 | 読み | 備考 | |
| 孫堅 | そんけん | 文台 | ぶんだい | 呉郡富春で生まれる。盗賊を討伐をきっかけに昇進し、黄巾の乱でも活躍した。食客によって殺されるが、容姿は非凡で性格は闊達、他人には真似できないことをした。 | |
| 孫策 | そんさく | 伯符 | はくふ | 孫堅の長子。十八歳で父の跡を継ぎ、幼なじみの周瑜とともに父の領土を広げた。食客によって殺される。討逆将軍までなる。美形で人と話すことを好み、他人の意見をよく聴きいれ適材適所に部下を登用した。 | |
| 孫権 | そんけん | 仲謀 | ちゅうぼう | 孫堅の次子。呉の最初の皇帝。呉に建業を建て、七一歳で亡くなる。才能のあるものに仕事を任せて計画を練ったりして優れた人である。父や兄の後を引き継ぎ、呉の基礎を作り上げたが、性格が疑い深かったため、殺戮を繰り返し、晩年には行いがひどくなりその結果跡継ぎも廃され、殺されてしまい、國を滅ぼす原因の一つになった。 | |
| 孫翊 | そんよく | 叔弼 | しゅくひつ | 孫堅の三番目の子。勇猛果敢で、孫策に似ていた。二十歳の時、丹陽太守に任命されるが側近によって殺される。 | |
| 孫匡 | そんきょう | 季佐 | きさ | 孫堅の四番目の子。官に任用される前に二十歳で亡くなる。 | |
| 孫朗 | そんろう | ? | ? | 孫堅の五番目の子。ある時、呂範に背いたことから禁固され、そのまま亡くなる。 | |
| 孫休 | そんきゅう | 子烈 | しれつ | 孫権の六番目の子。孫亮の跡を継ぐ。 | |
| 孫亮 | そんりょう | 子明 | しめい | 孫権の七番目の子。孫権の跡を継ぐ。 | |
| 孫松 | そんしょう | ? | ? | 孫翊の子。射声校尉・都郷候に任命される。彼が亡くなったとき、蜀の丞相、諸葛亮は彼の死を悼んだという。 | |
| 孫泰 | そんたい | ? | ? | 孫匡の子。曹操の弟の娘と孫匡の子であり、長水校尉となるが、流れ矢に当たり亡くなる。 | |
| 孫晧 | そんこう | 元宗 | げんそう | 孫和の子。孫休の跡を継ぐ。 | |
| 孫秀 | そんしゅう | ? | ? | 孫泰の子。夏口の督に任ぜられる。孫晧によく思われていなかったため、晋に亡命し、会稽公に封じられる。 | |
| 孫賁 | そんふん | 伯陽 | はくよう | 孫羌の長子。孫堅に従順していた。袁術の配下になり、昇進し、最後は征慮将軍に任ぜられる。 | |
| 孫輔 | そんほ | 国儀 | こくぎ | 孫羌の次子。揚武校尉として孫策を助けた。荊州刺史にまで昇進するが、曹操との交渉が孫権にばれて幽閉された。 | |
| 孫鄰 | そんりん | 公達 | こうたつ | 孫賁の子。九歳で父の跡を継ぐ。威遠将軍となる。 | |
| 孫静 | そんせい | 幼台 | ようだい | 孫堅の末の弟。 | |
| 孫瑜 | そんゆ | 仲異 | ちゅうい | 孫静の子。古典を愛し、遠征の途中でも、書物を読む声が絶えなかったほどだった。三九歳で亡くなる。 | |
| 孫皎 | そんこう | 叔朗 | しゅくろう | 孫静の子。護軍校尉に任ぜられる。評判がよかったため、都護征慮将軍に昇進。荊州を平定させた。諸葛瑾と仲がよかった。 | |
| 孫奐 | そんかん | 季明 | きめい | 孫静の子。揚武中朗将の官になる。江夏太守の職も兼任。テキパキと動いていたため、部下に人気があった。 | |
| 孫河 | そんか | 伯海 | はくかい | 孫堅の族子。叔母の愈氏の養子になるが、孫策に気に入られ孫の姓を名乗るようになる。若い頃から孫堅の元で常に先鋒をつとめ、孫策のもとで廬江太守になった。 | |
| 孫孺 | そんじゅ | 仲孺 | ちゅうじゅ | 孫堅のまた従兄弟。郡の役所に出仕し、主簿や功曹を行う。 | |