名前 読み 読み 備考
董卓 とうたく 仲穎 ちゅうえい 隴西郡(ろうせいぐん)臨トウ県の人。小さい頃から武術にたけており、 約20年間の地方官の任を経て洛陽を制圧し少帝を廃して献帝をたて、太尉、相国の地位に就いた。 朝廷でも恐れられていた董卓は、そのとき腹心だった呂布に裏切られ、 192年に献帝の快気祝いに出仕したとき殺される。
呂布 りょふ 奉先 ほうせん 五原郡九原県の人。並はずれた腕力を持ち、弓馬が優れていた。 はじめ、丁原というヘイ州刺史に仕えていたが、洛陽に来た董卓に寝返る。 しかし、後に董卓の恨みをかい、終いには董卓を殺してしまう。 その後も、袁術、劉備らに仕えるが、部下に見放され曹操に殺される。 武術にのみたけているひとで、知力のない人であった。
袁紹 えんしょう 本初 ほんしょ 汝南郡(じょなんぐん)汝陽(じょよう)の人。 4代続く三公を輩出する名家に生まれる。堂々として威厳のある風貌の持ち主で、霊帝が崩御したあと、 異母兄の袁術らとともに宦官の専制を止めた。 その後董卓に仕えるが、反董卓軍に加わる。そして官渡の戦いで曹操に負け、病死した。
袁術 えんじゅつ 公路 こうろ 宦官の専制を止めたあと袁紹と仲たがいをし、公孫サンと組んで袁紹と戦った。しかし、負けてしまう。 197年に自ら皇帝を名乗ったが、呂布や曹操に負け、帝位を袁紹に贈った。病死する。
公孫サン こうそんさん 伯珪 はくけい 遼西郡令支(りょうさいぐんれいし)の人。黄巾討伐などを行う、後漢の武将。 盧植(ろしょく)に師事し、劉備らと一緒に学ぶ。袁紹と戦い、負けて自害する。
陳宮 ちんきゅう 公台 こうだい 東郡の人。曹操の部下だったが、裏切って呂ふと共に劉備のもとへ行き、 呂布に作戦の案を出しても受け入れられず、下ヒの戦いで曹操に殺される。