□火山の色々。□

 

火山の色々というよりは、火山、噴火の種類といったほうが良いかもしれません。

火山の噴火には、様々な種類があります。それとともに火山のメカニズムで紹介した以外の火山活動を紹介、検証していきたいと思います。


○噴火の色々○

噴火には、実に様々な種類のものがあります。

まずあげられるのは、マグマが直接関係して、火山物質が放出されるもの、マグマは直接は無関係で、地下に染み込んだ地表水などが高温ガスにあたためられ、水蒸気となり、地面の表層部分を吹き飛ばすもの、とです。

前者はマグマ噴火、後者は水蒸気爆発といいます。水蒸気爆発といえば三宅島で『水蒸気爆発の恐れがある』と学者さん達がおっしゃって、ニュースにもなっていたので、記憶にも新しいのではないでしょうか。

また、水蒸気爆発は一般に低温でです。これらの中間のような噴火もあり、マグマはあまり放出されないが、マグマと地下水、または海水などが接触して爆発を起こす、マグマ水蒸気爆発というものもあります。

○マグマ噴火のタイプ○

今度は、マグマや噴火をタイプ別に分けてみることにします。ちょっとアバウトかもしれませんが、あしからず。
マグマ噴火には、実に様々なタイプのものあるそうです。

・割れ目(岩、山などの)から溶岩を噴出したり、溶岩湖、つまり溶岩の湖みたいなものです、を作ったりするもの。(ハワイ キラウエア火山等)

・大きな音とともに、周期的に溶岩や、それによって溶けた岩などを噴出するもの。(伊豆大島 三原山等)

・爆発的な噴火をし、大量の火山灰を降らせるもの。(鹿児島 桜島)

・温度が高く、しかし非常に固い溶岩が地表に現れ、丸い、溶岩でできた丘のようなもの(のち固まりますから結果的に丘になります)
 名称は溶岩円頂丘といいます――を作るもの。(有株山等)

というように、マグマ噴火分類には、ハワイ式噴火、ストロンボリ式噴火、ヴルカノ式噴火など、本当に色々なものがあるのですが、それらを現象的に分類するには、色々と問題が発生してしまうのです。
色々矛盾が起こるそうなのですが、ちょっとややこしいので、ここでは触れないようにしておきます…。

また、マグマの噴出の仕方にも、色々と分類があるそうで、あげてみますと、溶岩湖活動、溶岩流、溶岩円頂丘生成・・・などなど。
細かく分類され、研究されているのです