ヘリウム原子のしくみ

世の中をつくった神様は、二番目の原子づくりをはじめ、まず、電子の殻には、二人の電子を住ませました。そうして電気のバランスをとって、プラスの電気を持った陽子二人を、中央に住まわせようと考えました。
二人の電子は電子の殻を回り始めました。ぶつかりそうになるとマイナス電気同士の反発力によって、お互いに道をよけて、衝突を避けました。
ところが!中央の原子核に、くっついて住むことになった二人の陽子は、どちらもプラスの電気を持っているものだから、反発力が働いて、大げんかをはじめました。
神様もおどろき、大急ぎで、二人の仲裁人を送る、陽子のけんかを丸くおさめさせました。この仲裁人は、電気的に中性なので、中性子と呼ばれるようになりました。