小さなオーパーツ
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小さなオーパーツ



 水晶髑髏
 南極地図
 恐竜土偶
 古代電池
 点火プラグ
 帯留め
 黄金シャトル
 三葉虫を踏みつぶした靴
 コスタリカの石球
 太陽系惑星儀
 ヴァイニック写本
 アトランティス文字黄金銘板


水晶髑髏(どくろ)

古代マヤ王国で制作されたとされている。 1927年にマヤのペリーズ遺跡でミッチェルヘッジス(探検家)が発見した。
高さ25センチ、重さ約5.4キロ。年代測定法によれば約3600年前のものらしい。
天然の山水晶をくりぬいて作られており、下顎は取り外し可能、上下の歯はぴったり合うほど精巧に作られている。この髑髏は解剖学的に見ても正確に女性の頭蓋を再現している。
顎に下から光を当てると、両眼が発光する。水晶の光の屈折率は複雑で、このような加工は現代でも不可能であるらしい。
この水晶髑髏は、古代のマヤの神官が儀式のために使用していたと考えられている。というのも、この水晶が発する光を見つめると、1分弱のうちに8割近い人々は催眠状態に陥ってしまうからである。このため、手術の際に麻酔の代わりとして用いられたという説もある(西ドイツの心理学者エリック・リヒターが、この実験に成功している)。また催眠治療にも使われたらしい。
ちなみに、太陽の光を当てると虹のように七色に、ロウソクの火をあてると紫色に光る。
髑髏はこれまでに3つ発見されている。伝説では13個あるらしい。
歯列の溝線には、回転力を応用した形跡があるが、マヤの時代にドリルなどが存在するはずはない。彼らが持っていた技術でこれを造ろうとすると、約150年間毎日少しずつ削り続けなければならない。
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南極地図

1956年、米軍少佐アーリントン・マレリーは、複数の古地図をワシントンの国立博物館で発見した。
その地図には、1513年6月4日の日付で、「2000年前の古地図を模写す。」と記されていた。 今から約2500年前のその地図には、驚くほど正確な(現在使用されている地図とほとんど変わらない)世界地図が描かれており、さらには、南極までが描いてあった。
これだけでもすごい。2000年前の航海術で、氷に覆われた南極大陸までいきついたのだから。しかしそれだけではなく、そこに描かれていた南極の地形は、分厚い氷の下、陸地部分の地形だったのだ。
南極大陸の海岸線が判明したのは1957年の事だから、誰かが偽造したわけでもない(発見されたのはその1年前なのだから)。
つまり、この地図が描かれたのは氷河期以前であるか、2500年前(仮にもっと後のものだったとしても構わないが)に氷の下の地形まで分かるほどの測量技術を持っていたかのどちらかである(*測量のことは詳しく知らないので、そんなことが可能かどうかは分かりませんが……)。
さらに、この地図は微妙に歪んでいるのだが、これは実は、人工衛星くらいの高度(数万メートル)から地球を見るとこう見えるらしい。
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恐竜土偶

1945年、メキシコのアカンバロ市で3万点以上もの大量の土偶が発見された。
この土偶、なんと恐竜や古代の生物の形をしている。
例えばティラノサウルス、プレシオサウルス、ステゴサウルス、プテラノドンなどの恐竜、翼竜など。他には猿人や絶滅動物などである。
時代測定によれば紀元前2500年頃のものらしい。それに対し恐竜の絶滅は約6500万年前。通常、人類と恐竜の接触があったとは考えられない。
そこで考えられるのが、人間が恐竜の化石を見て、そこから推測したという説。
しかし、地表部分に完全な化石が出てでもしない限り、化石から恐竜の姿を推測するなどということは難しいだろう。
あるいは、恐竜の生き残りがいたのか?
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古代電池

1800年に、イタリアのアレッサンドロ・ボルタは人類最初の電池を開発した。その電気の仕組みは、2つの金属を酸に入れ電流を取り出すというものだった。
しかし今から約2000年前も昔に、古代パルティア人は電池を使用していたらしい。
古代電池が発見されたのは、イラクのバグダッド、古代パルティア王朝の遺跡とその周辺の遺跡。
陶製の壺(高さ15cm、幅9.2cm)の中に銅製の円筒形物体(長さ10cm、直径2.6cm)が入っていて、円筒形物体の中には鉄棒が1本入っていた(ただしこれは腐食が激しい)。
復元してみたところ、約1.5ボルトの電気が起きたらしい。
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点火プラグ

1961年、アメリカ カリフォルニア州のコソ山脈で、晶洞石の内部より発見された。
形状は自動車用の点火プラグによく似ていた。そして材質は、未知の金属だったのだ。
未知の金属、即ちセラミックはダイヤ製のノコギリの歯がぼろぼろになるほど固かった。
後に、この点火プラグが含まれていた晶洞石の表面の化石が、50万年前の原始貝の一種であることが判明した。
つまりこのセラミック製の点火プラグ、50万年前に造られたものなのだ。
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帯留め

1956年、中国紅蘇(こうそ)省の墳墓から発見された。
この墳墓は紀元3世紀の西晋王朝の将軍・周処(しゅうしょ)のもの。発見された帯留めはアルミニウム製である。
しかしこのアルミニウムという金属は、きわめて酸化しやすく、自然の状態ではアルミニウムだけでは存在できないのである(つまり、岩石に含有されたり他の金属と結合していれば構わないが、単体だと錆び落ちてしまう)。
岩石中のアルミニウムを分離するには、大量の電気を用いて精錬しなければならず、この技術が開発されたのは1845年以降。
この頃(或いはこれ以前)の古代文明でも、アルミニウムと硫黄を結合させ明礬として使用した記録はあるが、分離には成功していない。
古代中国人が、アルミニウムを保有しているはずはないのである。
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黄金シャトル

オーパーツというネーミングのもとになった遺物。
黄金シャトルは、コロンビア北部、シヌー遺跡から発見された。直径約5cmくらいで、黄金で造られている。500〜800年前のものらしい。
発見当初は「魚」や「鳥」であるとも言われたが、生物としての器官(目や、皮膚の特徴や、口など)が全く見当たらず、かといって極端に省略された形というわけでもない(それ以外の場所は非常に精密につくられている)ため、飛行機なのではないかと言われるようになった。
実際、三角翼も垂直尾翼も、コクピットらしきものまである。ヘリコプターの設計者によると、この黄金シャトルは航空力学的に見て、形態・バランス的に飛行が可能であるという。
もしもこれが本当に飛行機を形取ったものだとすると、ナスカの人々は飛行機を持っていたということになる。そうなればナスカの地上絵にも説明が付くのだ(飛行機で上空へ行き、そこから眺めて指示を出せば描ける。)。
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三葉虫を踏みつぶした靴

1968年6月、 アメリカのユタ州アンテローブ・スプリングで三葉虫の化石が発見された。この化石は、人類史を根底から覆す可能性すらあった。
なぜならその三葉虫には、明らかにサンダル靴に踏みつけられた跡があったからである。
かかとの窪みもはっきりとあらわれているし、サイズも長さ約26cm、 幅8.9cmと平均的。
三葉虫が栄えたのは5億年前。その頃には人類はおろか、脊椎動物(足跡を残すのは脊椎動物でなければ無理)すら存在していなかったはずである。
つまりこれは、5億年前に人類が存在したか(現在は200万年前にあらわれたということになっている。原人は靴を履いてはいなかったけれど。)、それともタイムマシンは存在するか、ということだ。
もちろん大勢の学者はこれを否定し、「一匹の大きな三葉虫が小さな三匹の三葉虫の上に覆い被さった跡である」という説などが出された。
しかし翌年以降、近辺で次々と足跡の化石が発見される。
1つ目は、1969年7月に発見された子供の足跡の化石。長さ約15cm、裸足だが足の指やかかと部分の指紋状のものまで分かる。学者によると、宇宙服の靴に似ているらしい。
2つ目は、1979年8月の2個の靴(サンダル?)の足跡らしき化石。これも約5億年前のものらしい。
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コスタリカの石球

1930年初めに、中米・コスタリカのジャングルで発見された人造大石球
これら、大小200個の石球はほぼ正確な真円球で、こういった加工は現代でも難しいとされている。
石球は花崗岩(一部は石灰岩)製で、直径2cm〜2.6m。重量は最大で約25t
どれくらい正確な真円球かというと、直径との誤差の最大値は0.2%。全く誤差のない石球も2つ発見されている。
おそらくこの石球の制作者達は、直径から球の形を正確に導けるほどの高度な数学的知識と、石をmm(ミリメートル)のずれもなく成形できるだけの技術を持っていたのだろう。
その制作者だが、学会の説では、紀元4世紀から9世紀のディキス石器人だという。しかし彼らは花崗岩を加工できるほどの工具は持っていなかったはずだ。
発見からしばらく経った頃、「石球の中には黄金が隠されている」といった噂が流れ、石球の大部分が破壊されてしまった。
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太陽系惑星儀

1900年、地中海の沈没船から発見された。
この船は、紀元前1世紀頃に沈んだギリシアの船。地中海のアンティキテラ島沖に沈んでいた。
惑星儀は発見当初、ボロボロに腐食していた。それをケンブリッジ大学のデレク・プライス教授が1971年、復元に成功した。
ブロンズ製で、太陽系諸惑星の運行を正確にあらわせる。
しかしこのころのギリシアに、惑星の運行を精密に調べることのできる天文観測技術も、複雑な動作をする惑星儀の製作に必要な作動ギア技術も、存在してはいなかった。
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ヴァイオニック写本

ヴォイニック写本は、アメリカのエール大図書館に所蔵されている。
羊皮紙に書かれた技術書。星や植物、人体がカラーで描かれている。しかしその横に書かれた文字は未解読だ。
写本自体は15世紀頃のものだが、中味は古代から伝承されてきたものらしい。
文字の解読には様々な人々が挑戦したが、誰も成功していない。
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アトランティス文字黄金銘板

エクアドルの教会に所蔵されている。
純金製。解読不能の文字で埋め尽くされている。一部の文字はセム語やサンスクリット語に似ているが、他のものは起源も系統も分からない
ちなみに発見者は地元原住民。ジャングルの遺跡から見つけたと言って教会に持ってきた。が、なにせ純金製なので、まさかインチキではないだろう。
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