建国以前〜建国 建国後 |
紀元前頃から、セム語族の諸族がアラビア半島から紅海を渡って移住してきた。 紀元0年前後、ローマ帝国の勢力が衰え始めた。 ローマ帝国は当時、紅海の貿易を支配していたので、ローマにとってかわろうと上記の部族が王国をつくった。これをアクスム王国という。 アクスム王国の領土は、エチオピア北部から紅海をまたいでイエメンに至る、広いものだった。 |
紀元後70年頃の資料によると、その頃アクスム王国は象牙の集散地として栄えていたらしい。
アクスムはナイル川上流に位置するクシュ王国と交易を行っていたが、4世紀半ばのエザナ王の時代、クシュの勢力が衰えると、クシュを攻撃して滅ぼした。 エザナ王はキリスト教徒だったらしい。 しかし7世紀以降、イスラム教徒が紅海の貿易を支配するようになってからは、立場を失い衰えていった。 |