チャビン・デ・ワンタル コトシュ |
アンデスの東側の小盆地、標高約3200mの地点にある神殿遺跡。 チャビン文化の代表遺跡であり、200m四方ほどの広さがある。 中央に広場、それを囲むようにして西、北、南に建物がある。 石彫りが多く存在し、主神殿には地下通路が張り巡らされている。通路内からは祭祀土器などの奉納品が大量に発見された。 |
ペルー中部山岳地帯の建造物遺構群。 コトシュとは、ケチュア語で「石の小山」という意味。遺跡の中心をなす生活遺構で、経約100m、高さ14mを越えている。生活層は十数層、7つの文化期があった。文化期は、構築、修復、廃絶がサイクルだった。 そのうち、最下層の神殿遺構群は非常に重要なものである。土器が発見されないその遺構は、テラスに独立して立てられている。主神殿は9m四方の正方形で天井の高さは2m。交差した手の男女対のレリーフが壁に飾られている。この無土器神殿文化をミト文化と呼ぶ。 |