文化概要 ルリスタン青銅器 |
キンメリア人の文化は、乗馬、騎馬、車両住宅に特色があるらしい。 |
イラン西北部からカスピ海西南岸地域の古墳・神祠から発見される青銅器をルリスタン青銅器と呼ぶ。 ・小型品であること(→持ち運びに適している) ・動物の文様で飾られていること ・墓から発見されていること(住宅からは見つからない) などの理由から、ルリスタン青銅器をつくったのは騎馬民族であると言われている。そこで、キンメリア人達も候補に挙がっているわけだ。 しかし、ルリスタン青銅器の製造年代ははっきりしていない。なぜなら世の中に出回っているルリスタン青銅器はほとんどが盗掘で、調査を伴う発掘はほとんど行われていないからだ。説も数多くあり、前2500年〜前600年頃まで幅広くとなえられている。 ルリスタン青銅器の特徴としては、 ・動物文様を左右対称に描く。 ・地母神像やギルガメシュの像を好んでモチーフとした。 これらは豊穣のシンボルであるため、農耕を行っていたと考えられる。 ・銅剣には、関部に三日月の形が付いているものと付いていないものの2通りがある。 などが挙げられる。 |