殷の歴史
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殷の歴史



伝説時代
後期 紀元前1300年頃


伝説時代

龍山文化の頃には中国各地に都市国家が成立するようになった。黄河下流域での農耕定住民らが氏族社会を形成し、代償の城壁に囲まれた邑という都市国家を多数作ったのである。後に、この邑が連合して国家が出来上がっていく。それが殷である。
殷は現在確認されている中国最古の王朝で、邑の連合の盟主として黄河地域を統一した国家である。殷は紀元前2000年紀の半ば頃に都を(現在の殷墟)においた。
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後期 紀元前1300年頃

殷王朝は伝説では夏を滅ぼした湯王から30代続き、紂王の時に周に滅ぼされた。
最後の王、紂王(ちゅうおう)は妲己(だっき)という美女を寵愛し、人民から重税を取り立て、宮殿を造営し、広い庭を造営して酒池肉林、連日宴を張り、人民を苦しめた。その頃、西方の陜西省で勢力を持ってきた武王が、殷の支配に不満を持つ諸部族と連合して牧野の戦いで紂王を打ち破った。破れた紂王は自殺し、約500年続いた殷は滅亡した。
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