衣食住・全般 言語 美術 |
穏やかな人々であったと考えられている。 というのも、壁画などの場面に戦闘が滅多に登場せず、もっぱら自然主義的であるからだ。 生活の様子など、詳しいことは不明。 |
(後日追加します) |
●壁画 宮殿などに飾られたのは、主に新宮殿時代以後に登場した壁画だった。 クレタ人は古代第一の絵画民族といわれている。宮殿は、部屋の壁はもちろん天井、廊下や玄関にまで多数のフレスコ壁画が描かれた。 壁画のモチーフは、以下の通り。 ・宮廷生活 祭礼・行事など、人物中心の絵。 ・動植物 草花や鳥、小動物や海洋動物が描かれている情景。 宗教、政治、軍事に関する絵は僅かな例外(唯一、テラ島のもの)を除けば見られない。 静的な描写よりも動的なものを好み、色彩も鮮やか。写実的なものが多い。 ●彫刻 彫刻や浮彫は、主に小品が残されている。 それらの特徴も壁画と同じで、動きのある写実的な描写で描かれている。モチーフは主に人間や動物など。 ちなみに壁画・彫刻、またその他の美術品において、「動物が描かれている」とは言っても、聖獣である牛だけは描かれることがない。 |