ミノアの遺跡
 top > 古代文明 > ミノア > 遺跡


ミノアの主な遺跡



パライカストロ
クノッソス
ファイストス
マリア

 クレタ島の宮殿址の特徴


パライカストロ Palaikastro

クレタ島の東岸にある。
初期に東方貿易によって興り、後期に最盛期を迎えた。
町は秩序を持ってブロックに分けられ、いくつかの大通りを持っている。面積は約5万平方m。
第2次世界大戦で破壊された。
戻る


クノッソス Knossos

クレタ島の内陸部、低い丘の上にある。宮殿の広さは、最盛期で約3万平方m。
クレタ島統一後は首都となった。
クノッソス宮殿は伝説の「ラビュリントス」とも呼ばれるほどに入り組んだ造りで、中庭と聖所、礼拝所、聖物庫、王座室、20あまりの倉庫、ホール、公事用の部屋、王族のための部屋群など、様々な場所があった。
木で出来ている。木材は柱や天井だけでなく、壁枠にも使われていた。この宮殿の大きな特徴は、柱が下細になっていること。
西に小宮殿があったが、中庭を持っていなかった。

●年表●
新石器時代 島で最大の集落があった。
前22世紀頃 次第に海側の港町にかわって有力な都市となった。
前2000年頃 旧宮殿が現れた。
前1700年頃 地震によって破壊され、その直後に新宮殿が建てられた。
新宮殿時代 首都として、8万人の人口を抱えて栄えた。最盛期。
戻る


ファイストス Phaistos

クレタ島の南部の平野にある(宮殿は丘の上)。
島の他の宮殿址と同じように、旧宮殿と新宮殿の二重構造。旧宮殿は前2000年頃に造られた。旧宮殿からはカマレス陶器が出土している。
新宮殿には中庭とそれを囲む複数の部屋があり、面積は約8400平方m。丘の斜面には住宅が建っていた。
戻る


マリア Mallia

クレタ島の北岸の半ば付近、海岸のすぐそばにある。
構造は他と同じように、中庭を囲むいくつかの部屋からなる宮殿だが、入り口が海の方を向いているのが特徴的。その入り口から舗装道路が延び、両脇に高官の住宅があった。
面積は約9000平方m。
戻る


クレタ島の宮殿址の特徴

・中庭がある事。
 ほとんどの宮殿址は、中庭を部屋が囲む形で宮殿の中枢が造られている。
・劇場風の場所(広場)がある事。
戻る



 top > 古代文明 > ミノア > 遺跡