神話とは
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神話とは



神話とは

 神話とは、原古(世界の初めの時代)における一回的な出来事を語った物語で、その内容を伝承者は真実であると信じている。従って神話は聖なる物語である。神話は存在するものを単に説明するばかりでなく、その存在理由を基礎づけるものであり、原古における神話的な出来事は、のちの人間が従い守るべき範型を提出している。また神話には人類の思考の無意識の構造が基礎にある。神話は神話的出来事の反復としての儀礼と共に、それを伝承する民族の世界像の表現である。
 神話には、世界・人類・文化などの起源を語る創世神話と、神々や英雄の波瀾に富む生涯を語る英雄神話に分けられる。神話は伝説や昔話とは別のジャンルであるが、話型に置いては共通していることも少なくない。



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