インド人の主食は、小麦・大麦・米などの穀物と、インゲンやエンドウなどの豆類です。インドの料理には、チリパウダーがたくさんはいっているので辛くできています。インドのカレー料理にはたくさんの種類があり、地方や各家庭によってもかなり違います。南インドの人には菜食主義者が多く、主食は米です。朝食にはドサーとよばれるパンの1種と野菜の煮物を食べます。北インドの食べ物にはイスラム教徒の影響が見られる羊肉や鶏肉などをギー(水牛のバターを溶かした時に分離する上澄み液)を使って調理し、小麦粉を練って焼いたチャパティと一緒に食べます。海岸沿いに住む人々は、魚や海産物を多く食べています。またボンベイでは、ゾロアスター教徒の伝統的な料理も食べることが出来ます。また、パンの作り方も地域によって違い、北インドでは、平らにのばした生地を鉄板の上で焼いて作るのに対し、南インドでは、米や種子を水にひたして練りあげ、まるめたものを、油であげて、中空のパンを作ります。