前震
大きな地震(本震)より先に起こる小さな地震のことを前震といいます。
前震は数日前から本震直前の間に発生することがありますが、前震が発生する地震の割合はわずか数%です。
また、前震をたくさん起こる他の小規模な地震と区別することは難しく、本震が起こってから前震だったということに気づく場合が多くあります。
しかしながら、前震は地震予知の有力な手段の一つであり、研究が続けられています。
本震
前震や余震に対して、一連の地震の中で最大規模の地震のことを本震といいます。
余震
本震の後に起こる多数の小さな地震を余震といいます。
余震は震源の浅い地震ほど起こりやすく、余震の規模は本震のマグニチュードを1ほど下回ったものとなるのが普通です。大地震では本震で倒壊しかかった建物などが余震でさらに倒壊してしまうことなどもあるので、余震には注意が必要です。
群発地震
前震・本震・余震の区別が無く、だらだらと同じ地域で数日〜数年間地震が続くような地震を群発地震といいます。群発地震は火山帯に多く発生します。
群発地震は小さな地震の集まりですが、震源が浅いことが多く、災害となるほど強くはありませんがかなりの揺れの地震が続発します。そのため住人は不安がり、社会生活全般に間接的に大きな被害をもたらすこともあります。
群発地震で有名なのは、長野市松代町で起こり1965年から約5年間続いた松代群発地震です。この地震ではわき水や地割れなどの現象が起こり、体に感じる地震(有感地震)は合計約62,000回に上りました。
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