前震 | ||||||||||
地震年表 |
大きな地震が起こる前には近くの場所で小さな地震が発生することがあります。このような地震を前震といいます。 前震は多くの場合本震の数日前以降に起こります。ですから、もし前震を見つけることができれば、本震の直前予知が可能になります。ただ、前震のない大地震も多く、ただの小さい地震と大地震の前震とは区別がつきにくいため、前震による予知は簡単ではありません。兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)の前にも前震が何回か起こりましたが、それらの地震が前震だったということがわかったのは本震が起こってからでした。 しかし、実際に予知に成功した例もあります。中国で1975年に起こった海城地震や、日本の伊豆半島近海で1978年に発生した伊豆大島近海地震では、前震が多発し実際に予知に成功しました。
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