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木材 | ||||||||||
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みなさんは木材は弱い材料だと思っていませんか? 確かに腐ったり、白アリによってボロボロにされたりもします。しかし、木の繊維方向の強度は圧縮力、引張力共に大きいです。 たとえば、木材1cm2あたり、種類にもよりますが、300〜400s重もの圧縮力に耐えられます。コンクリートで200〜300kg重、鋼鉄では3500kg重もの圧縮力に耐えられるということを考えると、木材の耐久性は低いと感じられるかもしれませんが、これは同じ面積で見た場合で、同じ重さで見ると木の方が鋼鉄よりもはるかに強いのです。だから軽くて丈夫な家が出来るのです。 しかし木にも欠点があって、その欠点とは燃えやすいことです。木は熱されるとガスが出てきてそれに火が着き燃え始めます。その温度が260〜270℃なのでこの温度になると火災が発生する可能性が高いと言えます。 しかし、だからといって木は火災に弱いとは一概にいえません。ある程度以上の厚さになると木材の表面は炭化するだけで熱を通さないのです。その断熱性はコンクリートや鋼鉄を上回っています。
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