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耳をきれいにするということ
耳のしくみ
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外耳道(がいじどう)…鼓膜(こまく)までの管のようなところ 成人で約3cm
・耳のしくみ〜耳の役割〜
音を聞く…空気中を伝わってきた音はまず耳かいで集められ、外耳道を通って鼓膜をふるわせ
る。
鼓膜に届けられた振動は
つち骨→きぬた骨→あぶみ骨
というように、だんだん強められて前庭に伝えられる。
か牛の中にはリンパ液が入っていて、前庭に届いた振動はこのリンパ液ををふる
わせる。そして音を感じる聴覚細胞(ちょうかくさいぼう)がその振動を感じ、そ
れが聴神経(ちょうしんけい)を通って脳に伝えられて、音の大きさや種類などが
わかるようになる。
三半規管では、体のかたむきを感じる
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耳垢(みみあか)…外耳道の入り口にある皮脂腺(ひしせん)、耳垢腺(じこうせん)から出さ
れる。これら2つの液がまとめたゴミが耳あか。
皮脂腺からは耳の中に適度なうるおいあたえて傷つきにくくする皮脂が出されている。
耳垢腺は汗腺が変化したもので、ねばりけのある液が出されている。これは耳に入ってきたゴ
ミを外に出して、奥に行ってしまうのを防いでいる。また、耳の中が乾燥するのも防いでいる。
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耳あかは外耳道にはえている毛といっしょに、耳の中にはこりや虫が入ら
ないように鼓膜を守っている。
人は手や道具を使ってほこりや虫が入るのを防ぐことができるが、野生の
動物にとっては耳あかとは鼓膜を守るための大切なもの。
耳そうじをすのはなぜ?
例えば耳の治療をするとき、耳鼻科の先生は耳の中を見て診察する。その時耳の中に耳あかがこ
びりついていたら肝心の鼓膜を見ることができない。そうなるとまずは治療の前に耳あかを取らな
ければならなくなる。
固まっていまっている耳あかはなかなか取れないので、薬を使って耳あかをやわらかくしなけれ
ばならなくなる。それには1日かかってしまい、少しずつ治療が遅れてしまう。
また、耳あかには湿ったものと乾いたものがある。湿っているタイプの耳あかが耳の中にはりつ
いてふさいでしまった場合、聞こえが悪くなる。一方、湿っているタイプはたまっていても聞こえ
には影響しないがたまっていることに気づきにくく、耳に水が入ったときなどに耳あかがふやけて
急に聞こえが悪くなることがある。
片方の耳だけの聞こえが悪くなると、音がどこから聞こえているのか分からなくなり、方向感覚
が狂ってしまう。
これらの理由から、耳そうじをする必要があると言えます。
でも耳そうじをするときには気をつけなければならないことがあります。
耳あかを汚いものとして無理に取ろうとしたり毎日毎日耳そうじをしたりすると、
外耳道を傷つけ、外耳炎の原因となってしまいます。
耳あかは上の「耳のしくみ」にかいてあるとおり動物にとって大切な役割をしているもの
でもあるのです。
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耳そうじのしかた
外耳道の奥の3分の2には皮脂腺や耳垢腺がないので押し込まない限り鼓膜の近くまで耳あかが
入ってしまうことはない。そもそも耳あかは自然と外に出るようになっているからお風呂に入った
時などにタオルで軽くふくくらいで良い。たまに綿棒などで掃除すると良い。毎日毎日する必要は
ない。


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