<アジア>
アジアには、38カ国の国のうち6カ国の国が英語を使っています。
・インド
首都 ニューデリー 人口 約9億5千万人 面積 328万7千平方キロメートル
民族など 人種・言語・宗教構成は複雑。主な民族はインド・アーリア系。主な宗教はヒンドゥー教・イスラム教。主な言語はヒンドィー語・英語。
インドは、世界史を語るのは欠かせない国である。古く前2300年頃からインダス川流域に文明が栄えた。前3世紀にはアショーカ王により仏教が興隆。イスラム教徒の侵入やヨーロッパ諸国の進出もあったが、1858年にイギリスの直轄地になった。第一次世界大戦後、ガンディーらの指導で民族運動が急激に高まり、第二次世界大戦後、ヒンドゥー教徒を主とするインドとイスラム教徒を主とするパキスタンに分かれて独立(1947年)。共和制。イギリス連邦に属する。農畜産を主とするが、地下資源に恵まれ工業も発達。産業別人口の割合を見ると、第一次産業の割合は約60%、第三次産業の割合は約30%にもなる。・キプロス共和国
首都 ニコシア 人口 約72万人 面積 9千平方キロメートル
民族など 大部分はギリシア正教徒少数のトルコ系住民はイスラム教徒。
地中海東部のトルコ南方にある島で、1925年にはイギリスの植民地であった。独立。・シンガポール
首都 シンガポール 人口 約298万人 面積 618平方キロメートル
民族など 住民の約4分の3が華人で、他にマレー系住民がいる。主な宗教は仏教・道教・イスラム教。主な言語は英語・マレー語・中国語。
1819年にイギリスの植民地に、その後日本の侵略などがあるが、1963年にマレーシアに加盟。65年に分離独立。東南アジアの貿易上の拠点。もとイギリス軍の極東における根拠地でもあった。・パキスタン・イスラム共和国
首都 イスラマバード 人口 約1 億2980万人 面積 79万6千平方キロメートル
民族など 主な民族はパンジャブ系で、次にシンド系。主な宗教はイスラム教。主な言語はウルドゥ語・英語。
インドを挟んだ東西二つの部分が1947年イギリス領インドから分離してイギリス連邦内の自治領となり56年共和国。のち言語・民族の異なる東西の対立が激化し、東は71年バングラデシュとして分離独立。・フィリピン共和国
首都 マニラ 人口 約7026万人 面積 30万平方キロメートル
民族など 主な民族はゼビアノ系・タガログ系。主な宗教はキリスト教(カトリック)。言語はセビアノ語・タガログ語など八大言語を含め、八十数種類にのぼる。公用語はフィリピノ語・英語。
ルソン島を主島とし、ミンダナオ・サマル・ネグロス・パナイ・パラワンなど七千余りの島々からなる共和国。マゼランの来航を経て、16世紀以来スペイン領だった。その後、米西戦争の結果1899年アメリカ領、1946年独立。古くから日本と交渉をもつ。・ブルネイ・ダルサラーム国
首都 バンダルースリーブガワン 人口 約28万5千人 面積 5765平方キロメートル
民族など 主な民族はマレー系で65%、次に中国系。主な宗教はイスラム教・キリスト教。主な言語は、マレー語と英語。
君主国。イスラム教国。16世紀頃までに広大な領地を有した。1888年イギリスの保護領、1959年自治領、84年独立。セリア油田が有名。