STEP1

 さて、STEP1では私たちが日頃よく聞くことわざについて集めてみました。きっと、馴染みのあることわざだらけなのでみなさんも楽しめると思います。では、さっそく始めてみましょう。

・日頃よく聞くことわざ編

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い・・・このことわざの意味は、坊さんが憎らしくなると、坊さんのつけている袈裟まで憎らしくなる。このように、ある人が憎らしくなると、その人に少しでも関係あるものはなんでも憎らしくなるということ。
He who hates Peter harms his dogs. (ピーターを憎む人はその犬をいじめる)
このことわざは、とても有名ですね。あなたも、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ということはありませんか。例えば、嫌いな先生がいるとその先生が教える教科も「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」になりませんか。

鬼のいぬ間に洗濯・・・うるさい人・はばかる人のいない間に、ゆっくりくつろぐこと。
When the cat('s) away, the mice will play. ネコのいない間にネズミが遊ぶ。)
ネズミにとって、ネコは恐いもの。ネコがいない間は、ゆっくりとくつろぐことが出来るのです。例えば、親が外出している時は自分の好きなことが出来るということが「鬼のいぬ 間に洗濯」です。さあ、英語の文を覚えて下さいね。

触らぬ神に祟り無し・・・ものごとに関係さえしなければ、害を受けることはない。
Let sleeping dogs lie. (眠っている犬は寝かせておけ。)
もし、あなたがテストで悪い点をとったします。そのテストをあなたは、お母さんに見せますか?「触らぬ 神に祟り無し」で無かった振りをしたり、隠したりしませんか?

類は友を呼ぶ・・・同じ興味(考え)の人は集まる傾向がある。
Bird of a feather (flock together).(同じ羽根の鳥(は群れをなす))

早起きは三文の得・・・早起きは健康のためにもよいし、なにかしらよいことがあるものだ。
The early bird cathes (gets) the worm.(早起き鳥は虫を捕まえる。)
日本語では、「早起きは三文の得長起き(夜更かし)は三百の損」とも言います。

火のないところに煙は立たぬ・・・うわさが立つには必ずなにかそれなりの根拠がある。
There is no smoke without fire.
火があるところには煙が立つ、煙が立つには火がある。うわさが立つということは根拠があるということ。人間は「うわさ」が好きな動物です。つねに、火を探して生きているのです。

一石二鳥・・・一つの行いから二つの利益を得ること。一挙両得。
Kill two birds with one stone.
日本ではとてもポピュラーなことわざの一つ。みなさんも御存じですよね。

時は金なり・・・時間は貴重・有効なものだから、むだに費やしてはいけない。
Time is money.
この「時は金なり」は英文法の教科書に例題としてよく載っています。
時制の例外としてとてもよく利用されるのでみなさんも覚えときましょう。

光陰矢のごとし・・・月日の早く過ぎることのたとえ
Time flies.(like an arrow)
これも、「時は金なり」と同じくよく例題に出されることわざです。
「光陰」とは月日のこと。月日が、矢が通り過ぎるように早く時間がたってしまうことを例えたことわざ。昔の人はよく例えたものだなぁと感心してしまいます。あなたも、そう思いませんか?

取らぬ狸の皮算用・・・不確実な事柄に期待をかけて、それをもとにした計画をあれこれ考えること。
Don't count your chickens (before they are hatched)!  (ひながかえる前にひなを数えるな)このことわざも日本ではよく知られていますよね。日本では、まだ狸を捕まえていないのに、その皮を売ったらいくらになるだろうかと計算するということから、このことわざが出来ました。英語では「ひな」を使ってるところがおもしろいですよね。