数字とグラフでみる米

*日本の食用農水産物の自給率の推移

 日本の食料自給率は、42%です。グラフにもあらわれているとおり、年々食料の自給率が落ちている中、米は高い自給率をほこっている。100%と超えているということは、余剰米があるということ。余剰米は備蓄米として保管され、その後は今、「たくわえくん」として売り出されています。

*上越地域の水稲品種別作付け率

 これは上越地域(新潟県)だけの水稲品種別作付け率です。このグラフはひらたくいうと、農家の人に人気の米の「植えたい品種」を調査したものです。
 昭和50年頃にはトドロキワセという品種の作付けが一番多く、その他の品種はばらついていました。しかし、コシヒカリが次第に伸び、昭和50年代には3位でしたが、55年頃からずっと1位を守っています。平成5年には58.7%も占めています。コシヒカリは消費者の根強い良質米志向と価格の有利性から増加傾向に拍車をかけました。