●情報の確かめ方
 確かめ方とその理由について・・・・


●情報を確かめる方法

1 出版物(本)を調べる
2 身元のしっかりしたホームページで調べる。
情報を確かめるのに手っ取り早い方法は出版物(本)を調べることです。百科辞典や、政府の発行する白書などの出版物ならウソやミスは少なく(100%無いわけではない)、信用度はかなり高いものです。

 HPでも、なるべく身元のしっかりしたHPから情報を得る。うさんくさい会社や個人の情報ならば当然、できるならふつうのHPの情報でも、もう一度複数の他のHPでも調べなおします。内容が同じであれば信用してもまあ、大丈夫か、というかんじで、情報の裏付けをとっていきます。

 インターネット上でも辞典みたいな役割をするHPがあります。キーワードを入れて検索するだけで無料で百科辞典のように情報をくれます。ですが、同じようなサービスで有料のHPもあります。また、無料よりは、有料のHPの方が情報に対する信用度は高くなります。お金は安心料のようなものです。しかし、無料といってもウソばかりの情報が流れているわけではありません。ほとんどが正しい情報だと思います。有料、無料をうまく使い分けて情報を確かめてください。

●どうして確かめなくてはいけないのか

 あなたに一通のメールが届いたとします。「○○○というコンピューターウィルスが出回っています。このウィルスにコンピューターが感染すると一週間後に発病してファイルを壊して、中のソフトも使えなくなります。ワクチンのソフトを添付します。あなたも、友達にこのメールと同じ内容のメールを送って、みんなで○○○のウィルスがこれ以上広まらないようにしましょう。」コンピューターウィルスがこれ以上広まったらいけない、と思って、友達に同じメールを何通も出すでしょう。しかし、これは不幸の手紙と同じ、チェーンメールなのです。

 インターネット上にはたくさんの情報があふれています。どこの誰か、わからない個人が出してる情報も多く、企業や行政のHPとみかけが変らないものも多くあります。その中で流れている情報が、本当に正しい情報である、という保証はありません。インターネット上の情報には、誰が流したかもわからない情報も多く、流言蜚語が日常茶飯事に流れているのも事実です。

 とあるテレビ番組の名前を語って、「○○番組の○○チームです。番組で、どこまで多くの人にメールが届くか実験をしていますので、同じ内容のメールを5人の人に送ってください」という本物らしいようなメールが出回ったことがあります。これはチェーンメールの一種で、送られた人は、テレビの実験なんだ、と勝手に信じこんで友達にこのメールを広めてしまうのです。当然全くのウソのメールなので、名前を勝手に使われた番組では、「そういった実験はしていません」とわざわざ放送の中で断っていました。

 このメールを広めた犯人はそういった騒ぎを見て楽しむのが目的です。このように意図的にウソをつく人がいますので、それを見極めなければいけません。このチェーンメールのように大げさでなくても、小さなウソや、単なるミスなどが転がっています。だから、見つけた情報をそのまま信じこみ、間違ったまま世の中に出してしまうことだけは避けなくてはいけません。

第1章目次に 戻る
ひとつ前のページに 戻る