HTML(Hyper Text Markup Language/ハイパーテキストマークアップランゲージ)は、和訳すると「ハイパーテキスト作成用語」となります。HTMLはホームページを作るための言葉の決まり(コンピューター言語)です。ハイパーテキストとは、テキスト(文字だけのデータ)をより高度にしたもので、文字(テキスト)だけでなく画像や音声などもやりとりできるファイルデータの事です。

 インターネットでHPを見るためには、ネットスケープ、インターネットエクスプローラーなどの”ブラウザ”というソフトが必要になりますが、HTMLはこのソフトに、文字や写真をどのように画面にのせるか(文字を大きく見せたい、写真を中央に置きたいなど)という表示方法を命令するするための言語です。どのように見せるか、という表示方法の命令は命令文を<>で囲みます。<>のことをタグといって、その中に書く命令によっていろいろなことができ、またその命令の効く範囲を決めることもできます。その範囲の決め方は<タグ>と</タグ>でその対象をはさみ込むことでできます。

 具体的に例を示すと、「これはぼたんです」という文章の「ぼたん」という文字だけに色をつけたいときは、「ぼたん」という言葉の前後を<font color="#FF0000"></font>というタグではさみ込みます。(#FF0000とは、色の番号を表しています。この場合は赤になります。)

そうするとこのようになります。

タグなし   これは<font color="#FF0000">赤い色</font>です
これは赤い色です これは赤い色です

<font color="#FF0000">は[ぼ]の文字からそのあとに続く文字に赤い色をつけるよ、という命令で、</font>はそのすぐ前の文字である、[ん]のすぐ後で文字に色をつけるのをやめる、という命令です。このほかにもたくさんのタグがありますが、これを知っておくと、より効果的なHPを作ることができます。全く知らない、ということはないようにした方がいいと思います。

最近はHTML言語に関する本や辞書、サイトがたくさんあるので、それらを参考にしてみましょう。

詳しくは、「HPを作ってみよう」の「ホームページの基本の構造」「さまざまなタグを知る」で説明しています。

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