多くのモンゴル人は大変社交的でお客をもてなすことが大好きです。そして、心が広くて性格が朗らかです。だからモンゴルには、タブーにあたることもいくつがあります。
例えば、友人のパオを訪ねる時は、パオに近づいたら馬の速度をゆっくりにして、中の人に騒音を聞かせないように気をつかいます。また、パオの中に入る時には馬の鞭は失礼ならないように入り口の外に掛けておき、左側から入ります。
パオの主人がお茶を勧めるときには、少し身を浮かせて、両手で茶碗を受け止めます。また、パオの外から見てドアの左に埋めてある縄が見えればそのパオの家族で病気になった人がいることがわかります。それで今日は訪ねない方が良いことが分かるのです。