今現在DNAシークエンスが完了されたと言われているのは キイロショウジョウバエ、潰瘍、ライム病、梅毒の原因となる病原体、ナズナ、黄色ブドウ球菌、ヒト、 Ａ郡連鎖球菌（しょうこうねつなどの原因となる）、ネズミなどがあり このほかにもイネの遺伝子を農林水産省が2003年までに解析するという方針を明らかにするなど、遺伝子を解析する作業 は非常に早いスピードで進んでいると言える。そもそもこのＤＮＡシークエンスと言うのは、 方法としてはいくつかありますが、どれにも共通しているのはＤＮＡを断片的に切断し、 切断されたものの塩基配列を調べて、最後にその断片を順番どおりにつなぎ合わせる、という事です 例えば、セレラ・ジェノミクス社で行われている「全ゲノムショットガン法」では10種類ほどの制限酵素を利用しＤＮＡをばらばらにして その断片をコンピュータで読み取り、その接続部分を読み取りそれを基にＤＮＡを構築し直すという作業です 他にも公営企業で行われてる「階層的ショットガン法」は制限酵素を利用し、順序を破壊しないようにしながらＤＮＡを断片化しそれぞれを読み込んだあと、 順番どおりにつなげると言うやり方です。 「全ゲノムショットガン法」は「階層的ショットガン法」に比べてスピード効率が劣りますが、 精度の点では勝っているといえます。このようにＤＮＡシークエンスの方法はこまかな点、利点欠点など様々な違いはありますが 基本的にバラバラにしてそれを読み取り再構築すると言った点では相違はありません。 今後もよりいっそう革新的なシークエンス法が確立され様々な生物のＤＮＡが読み取られていくでしょう。


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