階段
寝殿に上る階段は、正面と左右に一つづつあります。
正面の階段は、特別な人が使い、
普段は左右の階段を使いました。

 おもや
母屋・ひさし
寝殿は「母屋」と「ひさし」の部分に分かれています。
「ひさし」は風通しが良かったので、客間や主人の居間として
使われていました。
この頃は、床一面に畳を敷く習慣はありませんでした。
座る場所だけに、畳や円座を敷くようにしていました。

仕切り
寝殿は、ほとんどが柱だけで出来ているので、
簾や几帳(T字型の家具に布をかけたもの)、
壁代(幕)などを使って、部屋を仕切っていました。

簀子
建物の周りの廊下は、簀子と呼ばれ、渡り廊下の役割を果たしました。


部屋には、蔀戸と妻戸という扉があります。
蔀戸は、木を格子状に組んだ上に、板を張り付けた扉で、
上下に開く板戸です。
妻戸は、左右に開く板戸です。
これらを閉めると、部屋の中はほとんど真っ暗になります。