アンドロメダ座

21時南中は11月12日で、正中高度は天頂付近です。「秋の四辺形」の北東に位置する星座で、「秋の四辺形」を形づくる北東の星から、A字形に星が並んでいます。「秋の四辺形」の北東の星は、アンドロメダ姫の頭に輝く星であると共にペガススのへそに輝く星でもありましたが、現在はアンドロメダ座のみに所属しています。フェニキアで誕生した星座で、トレミー48星座の一つです。ここには、有名な渦巻き銀河、アンドロメダ銀河M31が輝いています。私たちから230万光年離れたところにある、おとなりの銀河です。

星座物語

ペルセウスは、母ダエナに横恋慕したセリボス島の国王に魔女メデューサ退治を命じられました。メデューサは世界の果てに住み、その顔を直接見るとあまりの恐ろしさに石になってしまうという化け物です。ヘルメス神のサンダルを履いて空を飛び、姿の見えなくなる兜をかぶって魔女の館へとやってくると、魔女の姿を直接見ないようアテナ女神の楯に映しながら進み、眠っている魔女の首を素早くはねて、見事に退治することができました。帰りにエチオピアのアンドロメダ王女を助け、母ダエナも無事助けたと言います。