おおいぬ座

21時南中は2月11日、正中高度は30°です。天の川の西岸、オリオン座の南東に位置した星座です。オリオン座のベテルギウス、こいぬ座のプロキオンとともに「冬の大三角」を作る、全天一の輝星シリウス(−1.5等)が大犬の鼻先にきらめきます。バビロニア時代には矢座として知られていました。ギリシャ人はシリウスにのみ目を奪われたらしく、シリウスの名は紀元前800年ごろのヘシオドスの詩にすでに見られますが、おおいぬ座の名はそれから500年後の書籍にやっと出てきます。トレミー48星座の一つです。

星座物語

いつのころからか、テーベの国に悪いきつねが住み着き、子供たちを襲うようになりました。きつねは頭がよく罠にかからなければ、すばしっこくて追いかけてもすぐに見失ってしまいます。そこで王様は、ケファロスにきつね退治を頼みました。彼はレラプスという犬を飼っており、この犬は追いかけた獲物を逃がしたことがないという評判でした。レラプスは、早速きつねを見つけると追いかけ始めました。野山を風のように走り抜けていくのを見ていたゼウスは、2匹の素晴らしい走りに感心し、2匹を石に変えてしまいました。