りゅうこつ座

21時南中は3月13日です。おおいぬ座の南東に位置した、元アルゴ船座の一部です。日本からは星座の大部分が見えませんが、全天で2番目に明るい星カノープスが目印です。関東以南なら見ることができます。ラカイユがアルゴ船座を4つに分解したとき、船の船体にあたる部分がりゅうこつ座として一つの星座になったものです。このりゅうこつ座の星は、となりのほ座の星と一緒になって偽十字を形づくっていることでも知られています。偽十字は南十字星とそっくりな形をしていて、本物よりずっと大きくて立派です。

星座物語

イアソンはイオルコスの王アイソーンの子で、幼少のころからケンタウルス族のケイローンの元で文武両道の修行をしてきました。しかし、王位を狙う叔父のペリアスから、はるか遠い国コルキスへ行って黄金の羊の皮を取ってこなければ、王位はやれぬと難題を突きつけられました。若いイアソンは困るどころか大張り切りで、ギリシャ一の船大工アルゴスに船を造ってもらいました。

トロイア戦争において、スパルタ王メネラオスの艦隊で水先案内人の長を務めたのがカノープスです。カノープスはトロイア滅亡ののち、艦隊がアレクサンドリアに寄港している際に亡くなりました。メネラオスは彼を惜しみ、その功績を称えて記念碑を建てるとともに、その港に彼の名を付けました。そのとき、アレクサンドリアの地平線低くに明るい星が見えていました。