さいだん座

21時南中は7月21日です。さそり座のしっぽの南、真ん中でへの字形に折れ曲がった長方形の星座です。3等以下の星ばかりと比較的暗く、あまり知られていない星座ですが、小さくまとまっているため見つけやすいです。星座の北側半分は日本からでも見ることができます。ギリシャ時代からある古い星座で、トレミー48星座の一つでもあります。さいだん座は、新バビロニア帝国の首都バビロンにあった神殿内の祭壇を表わしたものとも、ケンタウルスが生け贄のおおかみを捧げるための祭壇だとも言われています。

星座物語

紀元前600年ごろ栄えた、新バビロニア帝国の首都バビロンには、巨大なジグラット「バベルの塔」がそびえていました。塔の基礎が90mもある、階段状の8階からなる四角なピラミッドで、その頭上には神殿が建ち、一つの金色の机が置かれていたと言います。ここにバビロンの守護神マルドゥックが現れて神託を告げるのを、選ばれた人間の女性が世話をしていたと、ギリシャの歴史家ヘロドトスは伝えています。さいだん座は、その神殿内で犠牲を捧げるときに火をたく、祭壇を表わしたものだと言います。